
中国湖北省の医師1人はこのほど、当局が中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)の「感染者がゼロ」とねつ造していると証言した。中国当局に弾圧されている伝統気功、法輪功の情報サイト「明慧網」が4月1日伝えた。
「明慧網」の調査員は、湖北省の中核病院の集中治療室(ICU)で勤務する医師の鄭氏(仮名)を取材した。
鄭医師が働く病院は、地元のいくつかのコミュニティに総合的な医療・衛生サービスを提供し、一定の医学研究などを担う「二甲病院」(中国の病院の等級で、「三甲医院」が最高クラス)だ。中共肺炎が発生してから、この病院は感染者の収容・治療病院と指定された。
2020年1月24日~2月13日にかけて、鄭氏は病院内の発熱専用区域と感染確定者区域の2カ所で、呼吸困難に陥った患者に処置を行うよう配置された。この間、同氏は6人の患者に人工呼吸器をつけて処置を行った。そのうちの3人は、感染が疑われるが、まだ確定されていなかったという。しかし、この3人は間もなく死亡した。鄭氏は「3人は、(中共肺炎の)感染者数にカウントされておらず、死者数にも入れられなかった」と話した。
同医師によると、勤務先の病院のICUでは重篤患者十数人を収容した。その中の2人に対して、呼吸を補助するために気管内チューブを使用した。しかし、病院上層部に要求された「高い治癒率と低い死亡率」を達成するために、重篤患者の5人(気管内チューブを使用した2人を含む)は、2回の核酸検査で陰性反応が出た後、「退院の手続きを進められた」。残りの重篤患者については、「脳梗塞、脳出血、アルツハイマー病」として、入院治療を継続した。
鄭氏の病院は中共肺炎の感染者約400人を収容し治療を行った。感染の疑いのある患者の人数は「わかっていない」という。一時期、病院内にある12カ所の区域がすべて隔離区域となった。「核酸検査を2回受けて陰性反応が出たために退院させられ、その後、再び検査で陽性反応が出た人は約20人いる」
鄭医師によると、再び陽性反応が出た人が再入院した場合、「新規感染者」にカウントされない。また、「非確定症例死亡」も中共肺炎の死亡症例に入れられない。同氏は「このやり方で、武漢市内の病院の治癒率が最高で97%以上、死亡率が最低で2.3%を下回ったという結果が出たのだ」と述べた。
3月19日、病院側は一般診療を再開するために、「病院内の新型肺炎症例がゼロになった」と声明を出した。
「この時点で、ICUにまだ5人の(中共肺炎の)患者がいたし、感染科でも2人の患者はまだ退院していなかった」
米ブルームバーグは4月1日、米情報機関は、中国当局が中共肺炎の感染者と死者数を過小に申告しているとの報告書をホワイトハウスに提出したと報道した。
転載大紀元(翻訳編集・張哲)
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